「IT導入補助金」から進化! AIツール導入に使える 『デジタル化・AI導入補助金』を活用しよう

2026.05.22

税務トピックス

デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)は、AIを含むITツール導入を支援する制度です。
ツール選定や申請には要件があるため、まず全体像と申請準備のポイントを整理します。

申請要件

申請対象(中小企業・小規模事業者等)

中小企業・小規模事業者等が対象で、業種ごとに「資本金」または「従業員規模」の基準が定められています(個人事業も含む)。
例:製造業は資本金3億円/従業員300人、卸売業は1億円/100人、小売業は5,000万円/50人など。

申請前に必須の手続き

◇ GビズIDプライムの取得
・発行目安:おおむね2週間

◇ SECURITY ACTIONの宣言
・★一つ星 または ★★二つ星
・ID発行目安:おおむね2〜3日

ツール・申請の基本ルール

◇ 補助対象は、事務局審査を経て登録・公開されたITツール。
◇(複数者連携枠を除き)申請はIT導入支援事業者と連携して進めます。

加点項目

加点は枠によって対象が異なりますが、公式サイトで示されている主な例は次のとおりです。
・クラウド製品/インボイス対応製品の選定(通常枠)
・賃上げの事業計画(3年)の策定・従業員への表明・計画達成
・IT戦略ナビwithの事前実施(結果画面添付)
・健康経営優良法人2026/くるみん・えるぼし等の認定
・成長加速マッチングサービスへの会員登録・課題登録

AI活用イメージ

【経理】クラウド会計ソフト導入で仕訳入力をAIで自動化
取引データから仕訳を自動で作成し、入力・確認の手間を大きく減らせます。
月次の締め作業を早めたい、経理担当の負担を軽くしたい企業に向いた活用です。

【営業】営業支援システム導入で見積作成をAIで自動化
見積作成の工程を整理し、必要な情報の入力や作成作業を効率化できます。
提案スピードを上げたい、顧客との共有をスムーズにしたい場合に効果が期待できます。

【店舗】セルフレジ導入で会計・接客の“ムダ”をまとめて削減
レジの省人化に加えて、会計ミスの削減、客単価の向上といった改善につながる例が紹介されています。
人手不足対策と収益改善を同時に進めたい場合のイメージになります。

枠の紹介 ※補助率や詳細は公式サイトをご確認ください

通常枠

自社の業務に合ったITツールを導入したい方向け。
補助額:5万円〜450万円

インボイス枠(インボイス対応類型)

インボイス対応の会計・受発注・決済ソフトを導入したい方向け。
補助額:〜350万円 ※ソフトと合わせればPC・レジ等も対象

セキュリティ対策推進枠

サイバー攻撃などのリスク対策をしたい方向け。
補助額:5万円〜150万円 ※対象は「お助け隊サービスリスト」に掲載された登録サービスに限る

申請フロー

1. 制度・公募要領の確認
2. GビズIDプライム取得/SECURITY ACTION宣言
3. 支援事業者・ITツール選定
4. 交付申請(招待→入力・添付→提出)
5. 交付決定後に発注・契約・支払い(※交付決定前は対象外)
6. 実績報告→補助金交付
7. 効果報告(期限内提出。未報告等は返還等の扱いあり)

補助金申請にはGビズIDやSECURITY ACTIONの準備が必要です!
早めに要件確認とツール選定を進めましょう。

記事製作:経営革新等支援機関推進協議会